会話から引き出されるもの
外に出て、人と会って話す。
誰かと会話をすることで、自分の中に眠っている思考が引き出されることがあります。
先日もそんなことがありました。
ドイツの街並みを描く作家さんと話していたのですが、その人は子どもの頃にドイツの建物に憧れて、それがきっかけで絵を描き始めたのだそうです。
私自身、ドイツを旅したことがあったので、「ここ、行きました」と、その町のお店や名物のお菓子の話などで盛り上がりました。
ドイツビールもいいけれどベルギーのビールが好きだとか、私がアメリカにいた頃の美術館での思い出や、日本やヨーロッパの美術館のことなど、話題はあちこちへ飛びました。
お互いの経験が重なっていたりして、「あー、そうそう!」と話していてとても楽しかった。
”憧れ”があるからこそ描ける景色
ふと、「そんなにドイツが好きなら、移住は考えなかったんですか?」と聞いたんです。
すると、「住んでしまったら描かなくなると思うんです。憧れがあるからこそ描けるんじゃないかなって」という言葉に、「それ!」と共感してまたまた盛り上がる(笑)。
小さい頃に夢中になった、物語やファンタジーやSF。漫画やアニメで描かれる異世界や、見たことのない景色。海外の風景・・・。
“憧れ”って、やりたいことの原動力なんですよね。
それを「忘れてた!」って思い出した感じでした。
外に出ることで広がるもの
人と会って話すことは、新しい刺激をもらうこと。
自分ひとりで考えているだけでは出てこない発想や気づきが、会話の中からぽろっと生まれることがあります。
外に出て誰かと話す、知らないことを見たり聞いたりする。
それは自分の“好き”や、“やりたいこと”を見つけたり、思い出したりするキッカケになるかもしれない。
憧れを大事にする
大人になると、憧れを「ただの夢」と片づけたり、つい現実的に考えてしまいがち。
でも、憧れの中にこそ自分の原点がある。
小さなときに「いいな」と思った気持ちを思い出すこと。
それは、人生を創造したり、自分らしさを表現したりすることや、”好き”や”やりたい”を現実にする力になる。
そんな大切なことを改めて認知したというか、自覚できたとういうか、ステキで楽しい時間でした。
まとめ
- 外に出る・知らない世界や人と出会うことは、新しい刺激を得られたり、やりたいことに出会えたり思い出せたりするチャンスを増やす
- 憧れは“やりたいこと”の原動力になる
忙しさや現実に追われて忘れかけていた「憧れ」をもう一度思い出すこと。
こんなふうになりたかった、こんなことをやりたかった…その憧れは、日常を非日常にする原動力になる。
※トップの画像は、お話ししたトリス ヨシコさんの作品「ベアソムとナギはどこ?ドイツの旅」のひとつをお借りしました。緻密で可愛い作品たちが日本橋高島屋新館の5Fで9月2日まで展示中です。