”運動が嫌いなヨガの先生”がヨガを始めた理由

ヨガクラス エイ子先生について
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運動嫌いにもほどがある

「ジムに行くけど一緒に行く?」と聞くカレに、「(ジムに行くとか疲れるだけじゃん)と、家でゆっくりしてるー」と答える19の私。

筋トレ好きな彼とは対照的に、私が好きなのはゴロゴロすること。

エクササイズどころか、どこかへ行くのに歩くのすらイヤ。

‟ドアからドアの人”(Door to Door)と言われる、とんでもないナマケモノでした。

そんな私ですが、体育の授業は好きでした。

球技も、鉄棒やマット運動も楽しい。水泳はバタフライだって泳げちゃう。ダンスだって好き。でもエクササイズが嫌い。(で、ゴロゴロするのが好き)

 

運動嫌いな私の体に起きたこと

学校を卒業してしまうと、体育の授業がなくなります。

そうなると、エクササイズ嫌いな私が体を動かす機会は激減です。

 

でも、徹夜をしようが、昼夜逆転の生活だろうが、お酒を飲み過ぎようが、「全然ヘーキ!」なんですよね。

若かったから。

 

それが20代後半にもなってくると、そうもいかなくなってきます。

車の助手席に座っているだけなのに、「疲れた・・・」と10分もしないでズルズル~っと姿勢がくずれる。

ムリがきかなくなって、カラダは軽さよりも重ダルさや疲れやすさを感じるようになってきます。

そんなカラダだと、

  • やろうと思っていることがやれない
  • やろうと思いながら先延ばしにしがち
  • やる気が起きない
  • やり始めても集中力が続かない

そんなメンドくさがりで、だらしない人間になっていきました。

それが続くと、自分のことがイヤになってくるんですよね。

心と体はつながっているという言葉を聞いたことがあっても、特に意識したことはありませんでした。

でも体に力がないと、心にも力がなくなるんですよね。

 

初めてヨガをやってみたキッカケと感想

今でこそ「エクササイズが嫌いで、体を動かすことを極力避けていた」と言うと「信じられない」と言われますが、当時超ナマケモノだった私がヨガを体験したキッカケは、やっぱり自主的ではありませんでした。

「呼吸についての論文を書くならヨガが役に立つと思うよ!」と、ヨガをやってみたかった友人に誘われたんです。

ヨガ?・・・ポーズを色々するアレ?

というくらいの知識しかなく、ヨガの何が良いのだろう?と実際にやってみたものの、やっぱりわからなかった(笑)

 

友人に連れていかれたヨガスタジオで、先生にポーズの指導をされて、呼吸を止めないように声がかかる。

呼吸を止めずにポーズして…

ジーーーっとして…

で?(・・?)

 

「これでいいの?」

「何がいいの??」

「1回では良さがわからないのかもしれない」と、持ち前のマニアック魂でそのあと何度か同じところに行き、やっぱりわからないので、他のところにも数回ずつ行ってみました。

 

ポーズのマネはできる。

でも何が良いのかわからない。

「もうやめよう」。

そう思っていたとき、本屋でふと目にとまったヨガの本。

「そんな効果や意味があるのか~」と理解が少しできて、「自分でやってみよう」となりました。

 

ヨガの効果を感じるまでにかかった時間

本を片手に毎日15〜20分。

もともと体は柔らかいほうですが、それでもできないポーズはありました。

できるできないは気にせず、続けること1週間。

「あれ?疲れない??」

助手席に座っていても、ズルズルしない自分に気づきました。

ふと頭によぎったのは・・・一日たった15分のヨガ?

「まさかそんな。まだ1週間で…(ヾノ •́ω•̀ )ナイナイ」と、信じない私。

 

さらに1週間。

「最近疲れないな。なんだか体が軽いし。ヨガ…しかないよねぇ。他にはなんにも思いあたらないし」と、体と気持ちの変化を感じながら、できなかったポーズもできるようになり始めた3週間後。

「ここまで頑張ったし、今日は休んじゃおうかな」という気持ちになったところに、

3週間目はそういう気持ちになりやすい。休むと継続できなくなるので続けましょう。

という言葉を思い出しまして(笑)、休まずに続けてみました。

4週間続けるとサボろうと思わなくなるんです。

もし1日2日サボってもまた始めるんです。

生活の一部、習慣になるんですね。

 

体が変わったことで起きた嬉しい変化

ポーズのカッコよさとか、体の柔らかさとか関係ない。

ヨガをするだけで元気になれる。

自分でそれを体感しちゃったので、もう認めるしかない。

 

疲れやすくて、いつもダル重かったカラダが疲れない。

体を動かすことが億劫じゃない。

フットワークが軽くて行動量と行動力がアップする。

 

こうなると、なんであんなに色んなことが面倒に思えたのか不思議に感じます。

でもこれ、ふりかえってみて気づいたことなんです。

 

初めて気づけた自分のこと

ヨガを始める前は、疲れやすいのも、体がダル重いのも、

  • 年のせいだろう
  • もともとそういう体なんだ
  • これが当たり前

と思っていたんです。

 

私たち人間は動物なんですよね。

植物と違って動かないでいると、体の機能が落ちるようにできています

 

運動をまったくせずに、歩くこともほとんどしなかった頃の私の体は、すぐに疲れて重ダルくなっていました。

それが1日15分のヨガで、若いときよりカラダが軽くなって、「メンドクサイ」がなくなった!

普段の生活やスポーツでは使わない関節を動かし、筋肉を鍛え、細胞が新しく生まれ変わる機能(代謝)を落とさない。

そんなヨガを続けていたら、

体温が上がった。

免疫力が上がった。

風邪をひかなくなった。

寝込むほどひどかった花粉症が出なくなった。

2分も走れば「つ、疲れた・・・」と立ち止まっていたのに、10分くらい走り続けている自分に走りながら気づいたときはビックリした。

 

体調が悪ければ気持ちにも生活にも影響します。

体力がなければ気力も弱ります。

 

友人からの誘いで出会ったヨガ。

なにがいいのかわからなかったヨガ。

自分でやってみたら1週間で効果が出てビックリしたヨガ。

 

まさか自分が、ヨガを教えるようになるとは思いませんでした。

あんなにエクササイズが嫌だったのに(笑)。

 

ヨガを続けるコツ

体を鍛えるだけなら、それは”ヨガという名のただのエクササイズ”だと何かで読みました。

ヨガは自分と向き合い、自分を理解し、認め、制御(コントロール)する、実践する(成功)哲学と言われています。

ヨガは大切な体と心をいちばん良い状態にし、豊かに生きるための先人たちからの智慧です。

 

ヨガはもともと王族や貴族の男性がやっていたとされています。

また、師が弟子のその時々に合ったヨガを教えるマンツーマンのものでした。

 

自分の今の状態に合ったヨガをする。

自分の感覚を大切に、無理をせず、心地良さの程度をその時々で感じて、自分のヨガをする。

そうやって、自分で自分の調子を整えることができる。

自分の成長や変化に気づいて驚くのも楽しいです。

それが私がヨガを続けられている理由です。

 

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