【風邪やインフルエンザのひき始めに】手づくり葛根湯のつくり方

風邪
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風邪のひきはじめに葛根湯。

漢方や薬に詳しくなくても聞いたことのあるフレーズ。

風邪のひきはじめの症状は人によって違いますけど、私は喉からきます。

ヨガを始めてから風邪をひかなくなっていたのですが、喉にとても久しぶりな感覚が・・・。

「薬はできるだけ飲まない」でずっと生きてきたので、病院と薬からは縁遠い人生。

現代医学の父ヒポクラテスも、世界三大医学のアーユルヴェーダも「食事がクスリ」としていますし、自分で作れば材料から厳選できます。

本格的な風邪の症状になる前に「手づくり葛根湯」を作ります。

 

「風邪かな?」なときの手作り葛根湯

体のあちこちが痛い。

白湯や温かいものを飲んでも寒い。

室温が低いし、薄着だからかな?

「まぁいっか」と放置したその2日後。

ノドが痛い…風邪かな?となりまして、葛根湯を作ることにしました。

作り方は簡単で、5分くらいで作れます。

 

手作り葛根湯の材料

  1. 本葛※:大さじ1くらい
  2. 水:150mlくらい
  3. 生姜(しぼり汁かすりおろし):好みの量
  4. 黒糖(粉末でも塊でも)※:好みの量
  5. シナモン(粉末):好みの量

※本葛100%のものを使用してください。

※黒糖は粉末でなくても溶けるので、私は家にあった小さい塊のものを使いました。

 

手作り葛根湯の作り方

1.お鍋に葛粉と水を入れて葛を溶かします(スプーンやヘラなどで簡単に溶けます)

2.弱火にかけてダマにならないように、素早くスプーンやヘラで混ぜながら、色が透明になるまで全体をよく練ります。

(お鍋が黒くて写真だと透明なのがわかりにくかった😅)

塊の黒糖を使う場合はここで入れて溶かしながら、透明感が出るまで練ります。

大きな塊の場合は砕いた方がラクです。

 

3.シナモン、粉末の黒糖を加えて混ぜます。

私は2の段階で黒糖の塊とシナモンを入れています。

今回は色の違いを撮るのに分けました。

どちらでもOKですが、2の段階で入れるとシナモンがダマになりにくいです。

でも飛び散りやすいのでどちらかやりやすい方で。

 

4.火を止めて生姜汁か生姜のおろしたものを加えて温かいうちに食します。

※生姜の発汗作用は加熱する必要がありますが、長く加熱すると弱まってしまうので火を止めてからにします。

 

飲むのではなく食すと書いてしまいました。

葛根湯にしろ、くず湯にしろ、飲むのではなく「食べる」が我が家流。

くず粉の量が多いんです。

動画はまだゆるい方ですが、上記した材料の分量よりくず粉が多いです。

分量通りに作ると、もっとサラとろになります。

動画に映っている白いものは、ダマではなく生姜のスライスです(スライスも入れたので)。

 

大人になって、市販のくず湯を買ったとき、「あれ?お湯の分量を間違えたかな?」と思った経験を従姉妹もしていたということが先日発覚し、くず湯はもっちりという刷り込みをしたのは祖母だと判明。

モッチリした葛根湯を食べるほうがお好みの方は、くず粉を2〜3倍に増やしてダマにならないよう素早く練ってください。

個人的には、ダマになってしまったモチモチを食べるのも好きです。

なので多少ダマになっても大丈夫🙆🏻‍♀️です。

 

葛根湯はいつ飲むのがいい?飲むタイミング

最も効果を発揮するタイミングは、風邪のひきはじめです。

鼻や喉に違和感があったり、寒気を感じた時です。

風邪のひき始めに最も重要な働きとされているのが体温を上げてウイルスを退治することなので、ウイルスがまだ十分に増殖していないときに体温を上げてウイルスを退治します。

食前や食間(食事と食事の間)の、お腹に食物がないときに服用するのが効果的といわれますが、わたしの経験では食後でもOKです。

 

葛根湯はどんな人向け?

市販の葛根湯は、体力があって体が弱っていない状態の人向けとされますが、手作り葛根湯は食欲がないときでも大丈夫ですが、熱が上がってしまっていたり、鼻がつまったり、咳が出る前の風邪のひき始めにより効果を発揮します。

眠くなる成分が入っていないので、仕事や勉強や家事を休めない時や、運転をする前の人も服用できます。

 

手作り葛根湯の効能

今回わたしは喉に違和感があって、鼻水が出始めてから葛根湯を飲みました。

くず粉がなかったのでちょっと出遅れたのですが、1日に2~3回、2日ほど食べたいときに食べていたらスッキリ症状がなくなりました。

市販の薬(葛根湯)の場合は、用量を守ってください。

 

市販の葛根湯には、葛の根(葛根)、生姜、シナモン、麻黄、大棗、甘草、芍薬が配合されていますが、手づくり葛根湯は、

  • 解熱や鎮痙剤として使われる生薬ー葛の根(葛根)と、
  • 体を内側から温め、血行促進や発汗作用のある、生姜、桂皮(シナモン)、黒糖

で作っています。

黒糖はミネラルが豊富で、腸内環境を整えて免疫力を上げる効果があります。

「市販のものより材料が少ないじゃないか」と思われるかもしれませんが、ウイルスが原因の病気は、医師も「最終的には自分の免疫力で頑張ってね」なのです。

手作り葛根湯は、風邪のひき始めに体温を上げてウイルスを退治することが目的です。

同じ意味でインフルエンザにも効果があるとされています。

 

飲むときの注意事項

手作り葛根湯は、体調が悪くて食欲がないときにも食べやすくてお勧めですし、おやつ感覚で食べる(飲める)ことができます。ふだんから摂っていると免疫力アップや、冷え性の改善になります。

食べ過ぎ(飲み過ぎ)ることはないと思うのですが、なんでも「過ぎるは毒になる」ので、1日3杯くらいまでがいいかと思います。

特にシナモンは一般的に「セイロンシナモン」か「カシア」という2種類が流通していますが、このうち「カシア」の方には「クマリン」という成分が多く含まれていて、この「クマリン」は多量に摂取すると肝臓や胃腸、アレルギーの原因になるので摂取量には気をつけてください。

もし「カシア」を長期的に摂取する場合は、体重60kgの大人なら、1日小さじ1弱くらいまでが目安とされています。

一方「セイロンシナモン」はクマリンの量が極めて微量なので、日常のスパイスとして安心して使用できます。

そんなに大量にシナモンを摂る人はいないと思うのですが、美容効果や抜け毛防止の効果があることで興味を持たれる方がいるので、念のため記載しました。

 

生徒さんとインフルエンザのハナシ

インフルエンザが流行っていますね。

つい最近クラスに参加されるようになった方がいて「しばらくお顔を見ないな」と思っていたんですけど、久しぶりにその方がいらしたとき「インフルエンザAとBに罹って、コロナにも罹ってしまいました」と言うのでΣ(゚Д゚)ビックリ。

「毎年会社で全員インフルエンザの予防接種受けてるんですけど、毎年みんな罹ってます~」「それ意味ないんじゃ・・・(;・∀・)」「そうですよね~wやっぱり免疫力上げないとですよね」という会話がありました。

みなさま「最終的には自分の免疫力!」なのです。

カラダを冷やさない、睡眠不足をしない、運動不足をしない、バランスと質の良い食事を心がけるなど、できることから自分の体を大事にしてください。

 

〈この記事は2023年12月7日の記事をリライトしたものです〉

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