なんだか顔が大きくなった気がする。
歳を重ねていくと、顔にさまざまな変化が起こりますね。
顔のたるみや、ほうれい線ほどわかりやすくないですが、年齢を重ねると顔が大きくなってくることがあるんです。
顔が大きくなる「意外!?」な原因
顔のたるみやシワは、表面の皮膚から、真皮、脂肪、筋肉、骨と、バランスが崩れることでできていくのですが、皮膚や筋肉が原因ならマッサージや筋トレで「なんとかできそう」と思えるし、実際に色々なマッサージの方法や、顔筋トレーニングがあります。
でも、頭蓋骨が縮んで顔がたるむとは・・・
「顔の骨なんてノーマークだったわ!」となった以前のわたし。
顔の骨(頭蓋骨)が萎縮したら、あまった皮膚はたるみますよね。
大きくなった顔を小顔にするには
「え?でも顔の骨が萎縮するなら、顔は小さくなるんじゃ??」と思わなくもないのですが、頭蓋骨が小さくなると、
- 顔全体のボリュームが下がってフェイスラインが崩れる
- 骨の吸収によってアゴがつぶされたような形になる
など、輪郭が卵形から長方形に変わっていきます。
そうすると全体的に四角く平坦な形になって、顔が大きく見えてしまうんです。
小顔への基本
運動習慣がない人が更年期に入ると、急激に骨密度が下がってしまいます。
骨密度は20歳頃をピークに下がり始め、若いうちから骨貯金をしていることが大切と言われていますが、50代からでも適度な運動習慣は骨の萎縮を防ぐ効果があります。
顔が大きくなる&顔のたるみを予防・改善するために、まず骨密度を上げて頭蓋骨の萎縮を防ぎましょう!
そのための基本は、
- カルシウム・ビタミンD・K・C、良質なたんぱく質やミネラルを積極的に摂るバランスの良い食事
- 適度な運動習慣
- 質の良い睡眠
- ビタミンDのための日光浴

ヨガを習慣にしている人には若々しい人が多いと言われますが、ヨガは骨に負担にならない適度な負荷により骨密度を上げる効果がわかっています(骨への負荷が大きすぎると逆効果)。また、ヨガのポーズには頭蓋骨に刺激を与えるものもあるので、大腿骨に比べて15年も早く衰えるという顔の骨の萎縮を防ぐ効果があるのかもしれません。
つい問題のある個所にフォーカスしがちですが、体は全身つながっています。顔のお悩みも全身の問題として改善を目指すことでより効果を得られやすくなります。
小顔になるためのヨガ
緊張やストレスが続くことで、顔の筋肉(表情筋)が硬くなる。
表情が動かなくなって、さらに硬くなる。
そうなると顔が(たるんで)縦に伸びて大きく見えてしまいます。
日本人は顔の筋肉を3割くらいしか動かさないといわれているので、ストレスがなくても顔の筋肉が固まってしまいそうですね。
心と体の緊張をほぐす効果があるヨガは、その意味でも若さを保つのに役立ちそうです。
顔ヨガまでやらなくても、
- おでこにシワを作らないように瞼を上げて目を見開く(できないと瞼がたるみます)
- 頬骨の当たりの筋肉を使う意識で口を四角に開くイメージで大きく開ける
- できれば上を両方キープしたまま首や目を回す(歌舞伎役者のイメージ)
他にも、
- 頬の片方に空気を入れて膨らませてストレッチしたら、もう片方も同じようにする
- 両頬に空気を入れて膨らませて5~10秒キープ(このとき空気が漏れたら口輪筋が弱ってます)
- 唇を「う」にして前に前に突き出して5~10秒キープ
- 鼻の下を伸ばす
簡単にできる小顔&リフトアップの方法として、相談があると生徒さんに教えている方法です。
上を全部やっても2分もかかりません。
毎日コツコツやることで、顔に変化が現れるのでぜひやってみてください。
まとめ
顔が大きくなる・顔がたるむ”意外な”原因は骨でした。
骨密度を上げるためにも、肌のターンオーバーを促すためにも、全身の基礎代謝を上げることが大切です。
骨密度を上げるには、
- カルシウム・ビタミンD・K・C、良質なたんぱく質を積極的に摂るバランスの良い食事
- 適度な運動習慣
- 質の良い睡眠
- ビタミンDのための日光浴
さらに肌の代謝を上げるために、
- 規則正しい生活
- 体を冷やさない
- 正しいスキンケア
で肌の透明感やハリをアップして気分もアップ♪
小顔に見せるメイクアップレッスンを受けてみたり、YouTubeでも紹介動画を見て試してみるのもいいかも。20代ならシェーディングなどを使い、40・50代以上の場合は正面にパーツを集めるメイクアップが小顔に見せるなど、年代によって小顔メイクは違います。自分に合ったメイクやヘアスタイルやファッションで楽しむのもいいですよね。
アーユルヴェーダでは「老化は知性の誤り」としています。わかりやすく言うと、「老化はするのが当たり前」というのは「私たちの思い込み」だということです。「病は気から」「心と体はつながっている」というように、私たちのマインドは自分たちが思っているよりも体や自分自身への強い影響力があります。なので、「老化は思い込み!」「私は老化しない!」と自分に暗示をかけるのもアンチエイジング。
ちなみに、「細胞は毎日生まれ変わっているのだから、老化するのはおかしいよね。細胞の生まれ変わり(代謝)を妨げない&助けるライフスタイルをおくっていればいいんだよ」というのが私のマインドです(* ̄▽ ̄)。
また、肩こりや首コリも顔がたるむ原因です。エステサロンでフェイシャルを受けると、デコルテから肩甲骨周りまでマッサージをするのですが、顔のリフトアップに必要なんです。
ヨガは肩や首のコリはもちろん、全身をほぐします。骨とか皮膚とか筋肉など、健康と美の基本となる体そのものを元気に若々しくするのが私の仕事(* ̄▽ ̄)。クラスに希望者がいるときは、顔のリフトアップや頭蓋骨の萎縮予防トレーニングもします。
骨貯金をしてこなくても、50代・60代からでも体は変えられます。
全身で若さと元気と美を手に入れましょう!
(この記事は、2022年8月17日の記事をリライトしたものです)