ヨガやストレッチをしているときに”シビれる”のはなんで?ー身体の柔軟性が上がると「何が」いいのかー

健康に美しく豊かに生きるPerfect Wellness Club

「このポーズをするときに足がしびれるんです」。

「こう伸ばす時に腕がしびれます」。

 

不思議に思ったり、

心配になったりした生徒さんに質問されます。

 

私も体験したことがあります。

 

「なんでしびれるの?」

と不思議に思いますよね。

 

体のことを知っておくと、

自分の身体をもっと大切にすることができますし、

安全にヨガやストレッチをすることにつながります。

 

ヨガがストレッチをしていて痺れる主な原因は2つあります。

 

今日の記事です。

ヨガやストレッチをしているときに”痺れる”のはなんで?

 

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ちょっと想像してみてほしいのです。

ゴムが何本も束になっているところを。

 

その束が筋肉です。

 

その束のすぐ側や横を、

神経という糸がたくさん走っています。

 

想像してみてください。

束になったゴムをギューッと引っ張たところを。

 

神経が、挟まれたり、圧迫されたりします。

それが”痺れ”です。

 

神経の圧迫によるもの

筋肉をグーっと伸ばすと、

ビーンと伸びた筋肉は硬くなります。

 

その硬くなった筋肉が

神経を圧迫(刺激)することがあります。


ヨガやストレッチをしていて、

ビリビリとかピリピリするのは、

伸びて硬くなった筋肉が

神経を圧迫するからです。

 

柔軟性が上がるということは、

ゴムの伸びる長さが変わるということ。

 

つまり、

伸びきる長さが変わって、

神経を圧迫することがなくなるので、

しびれなくなります。

 

よく体を柔らかくしようとして、

「うー…」とか

「おりゃー」とか、

ギリギリと力を入れたり、

無理やり引っ張ろうとしたりするのを見ますが、

 

これ逆効果です。

(そしてアブナイ)

 

知っていますか?

 

わたしたちにとって、

一番難しいことのひとつが、

自在に体の力を抜くことなんです。

 

力を入れるのは簡単で、

訓練しなくても誰でもできますが、

 

緊張を自在にほぐすには、

訓練が必要なんです。

 

世界のトップアスリートや、

ビジネスマンや、

アーティストが

ヨガをする理由のひとつが、

 

無駄に力んでパフォーマンスが落ちたり、

「ここぞ」という場面で緊張しないようにするのに、

ヨガの練習が有効なのを知っているからです。

 

体の緊張をコントロールできると、

心の緊張をコントロールできるようになります。

 

カラダとココロはひとつ。

切り離せないのです。

 

柔軟性をアップするコツは、

いらない力を抜くことと、

体の構造を利用することです。

 

上の写真のような前屈をするには、

骨盤から動かさないと、

体は前にいかないようにできています。

 

その動きの違いを見せると、

「おぉー!(なるほど!)」

と皆さんなります。

 

そして動きが変わるんです。

まさに「百聞は一見に如かず」が起こります。

 

動きがイメージできたら、

「どこにいらない力が入っているかな~」と感じることで、

さらにステップアップしていけます。

 

いらない力を抜く訓練ですね。

 

アスリートや格闘家などにとっても、

一番難しいのがコレなんです。

 

いらない力に気づいて、

自在に抜く(リラックスする)。

 

これができるようになると、

人前で、試合で、試験で、プレゼンテーションで、

緊張モードをリラックスモードにすることや、

力んでコントロールが乱れるのを防げるようになります。

 

体の防御反応によるしびれ

「筋肉はすぐに柔らかくなったりしませんよ~じわじわ伸びるのを待ちましょ~」

とクラスでよく言います。

 

硬くなっている筋肉を無理に伸ばすと、

ケガをする可能性が高くなってしまいます。

 

ここで、

わたしたちの脳が働きます。

 

筋肉(繊維)が切れてしまわないよう、

筋肉をギュッと縮めて守ろうとするのです。

 

筋肉を無理に伸ばそうとする力(気持ち)と、

筋肉を縮めて守ろうとする力(脳の働き)が、

痛みや痺れになることがあります。

 

筋肉を守ろうとする

体の防御反応が起こってしまって、

柔軟性から遠ざかります。

 

この場合も、

柔軟性をアップするには、

脳に危険信号を出させないよう、

自分で自分をリラックスさせること。

 

息を止めて、

気持ちで引っ張らないことです。

 

ここで呼吸が大切になってきます。

 

筋肉の部位によって

呼吸を吸うときと吐くときで、

筋肉が緩んだり縮んだり、

力が出たり入らなかったりします。

 

自宅で柔軟運動やストレッチをするときは、

呼吸を止めないこと。

 

力んで無理に引っ張ろうとすることは、

柔軟性アップの妨げになってしまいます。

 

ヨガやストレッチで痺れなくなるには

硬いと感じる筋肉を、

意識的にゆるめること。

 

言われてみれば、

いらない力を抜くことが、

一番難しくて練習がいるなと

お気づきになったのではないかと思います。

 

武道でも、スポーツでも、勉強でも、仕事でも、

わたしたちが一番力を発揮できるのは、

力まないでリラックスしている状態のとき。

 

トップといわれる人たちは、

緊張や集中力をコントロールするのが上手です。

                       

力を抜いて

限界一歩手前を見極めながら、

少しずつ限界を伸ばしていく。

 

結果を得ようと

焦って無理をしていないか、

自分と自分の身体と向き合います。

 

そして、                  

呼吸は体と心をつなぐものです。

 

ヨガやストレッチをするとき、

力まかせだったり、

歯を食いしばったりしながら

筋肉を伸ばそうとしている人は呼吸が止まっています。

 

こういうときの人の気持ちは、

ではなく結果(欲)に意識を向いています。

 

すると力がうまくコントロールできないのです。

 

呼吸をとめずに、

いらない力を体と気持ちから抜く。

 

呼吸を意識して筋肉を伸ばしていくと、

筋肉は微妙に動きます。

 

その感覚をとらえるようにしてみてください。

 

「いや、そんなんわからん」

と最初はなりますが、

 

「感覚、感覚、感覚・・・」と、

自分の体の感覚に集中し続けていると、

わかるようになってきます。

                       

硬い筋肉が

いきなり柔らかくなることはないのです。

 

いらない力を抜くことに集中しながら

ジワジワ伸びる筋肉を想像しながら

待つんです。

 

筋肉を想像することも、

とてもかなり有効な方法です!

 

最後にー世界のトップといわれる人たちがヨガや瞑想を好む理由

世界で活躍するトップアスリート、アーティスト、ビジネスパーソンが、

ヨガをライフスタイルに取り入れていると知られてからずいぶん経ちます。

 

健康や美容といった目的以外にも、

  • 自分で自分をリラックスさせられる
  • 心身のコントロールができて穏やかにいられる

といった、

仕事や運動でのパフォーマンスや、

QOF(生活の質)を向上が理由です。

 

体を大切にすると、

「自分に良いことをしている」という実感が持ちやすく、

気分がよくなったり、自己肯定感が上がったり、自信が持てたりと、

他にもいいことがたくさんあります。

 

ヨガやストレッチをして痺れるのは、

今の自分の体に無理をしているから。

 

呼吸をしてみましょう。

全身の感覚に意識を向けて捉えてみましょう。

そして要らない力に気づいて、

気づいたら抜いていくようにしましょう。

 

ヨガの上達や、

柔軟性の向上のコツです。

 

ではまた次回。                 

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