花粉症になっちゃった
「大丈夫?風邪?」
まだアメリカに住んでいた頃、
春に日本に来るたびこう聞かれていました。
今思えば、もうあのときには花粉症だったんですね。
そして日本に住むようになってからは、
家から一歩も出なくても、
- ひどい鼻詰まり。
- 熱があるようにボーっとする。
- 頭を「わー!」ってかきむしりたくなるような、なんとも言えない鼻の奥の不快感。
- 目や耳の奥のかゆみ。
- 倦怠感。
- 不眠
とにかくツライ。
何もする気になれず、
ベッドの上にいる時間が多くなりました。
鼻に症状がまったくない年が2回くらいありましたが、
その時は喘息のような症状に一日中、そして春の終わりまで苦しみました。
「花粉症なんかじゃない!」
初めの2年くらいは思い込もうと思って抵抗を試みたんですけど、
年ごとにひどくなる一方の花粉症のつらさに、
「花粉症になっちゃった」
と認めざるを得ませんでした。。。
でももうそんなツラさは忘れかけてます。
花粉症が消えた
「花粉は飛び始めた?まだ飛んでない?」
毎年ビクビクする春。
のはずが…
「ん?」
なんだか今年は症状が軽い?
というかほとんどない…?
ほんとに?
え?
え?←しつこい(笑)。
どんなにこの現象が信じられないか
わかってもらえますでしょうか(笑)。
あまりにも信じられなくて、
ビビりながら自分の様子を伺っていました。
アレルギーを治すには食べ物だけじゃダメ
アレルギーといえば、
私は生まれたときアトピーだったそうです。
それがキッカケで、
0歳からオーガニックで育ててもらい、
1歳になる頃にはアトピーは完治していた
と聞いたのは20代になってからでした。
口にするもの、
皮膚に塗るもの、
歯磨き粉や洗剤に至るまで、
無農薬無添加オーガニック。
私を妊娠していたときの母は、
添加物や農薬など特に気にしていなかったそうです。
胎児は母親が口にしたものに影響を受けますから、
体内に溜まった毒素を出すということを試みた結果、
アトピーが消えたようです。
そんなわけで、
生まれたころから「浄化」という言葉が、
当たり前のようにありました。
アトピーだったからアレルギーになりやすいと思ったのか、
気をつけて育ててもらいました。
それでも重度の花粉症になってしまうんですね。
その原因というのを考えてみました。
口にするもの触れるものが、
体や環境へどう影響するのか考える。
それが当たり前な感覚。
美味しくて、
健康に良いものを
バランスよく楽しく食べる。
・・・とは、家を出たばかりの頃はしてませんでしたけど(笑)。
アメリカの大学のカフェテリアの食事では、
そうそう叶わないということや、
ファストフードなどは食べませんでしたが、
グルメ追求みたいな生活をしていた時期もありました。
そして花粉症を発症したのは20代になってからです。
今でこそ「信じられない」と驚かれた知りますが、
私は歩くのもイヤがるナマケモノ。
運動神経はいいほうで、
体育の授業は好きでしたけど、
エクササイズが嫌い。
(そんな人間がヨガの先生になった経緯はこちら↓)
家と目的地の行き来は車。
公共機関を使うと歩かなきゃならないからイヤ。
あまりに歩かないから「Door to Door(ドアからドア)の人」って言われてました。
今考えるとひどすぎます(; ̄ェ ̄)。
何が言いたいのかというと、
アレルギーは、
自律神経や免疫系のバランスが乱れると起こりやすいのです。
赤ちゃんの時のように
代謝がめちゃくちゃいい状態でもない限り、
どんなに食べ物や身の回りのものに気を配っていても、
- 不規則な生活
- 運動不足
- 食べ過ぎ
をしていると、
血行と代謝が悪くなり、
体温の低下や自律神経の乱れにより、
免疫機能が低下し、
毒素が溜まるなどして、
アレルギーを発症しやすくなります。
まさに私のことです(ーー;)
花粉症やめたい!と思ったら
適度に体を動かして、
体の巡りや消化力(排泄力含む)を良くすることが大切です。
いくら食べ物に気を使っていても、
体を動かさないでいると、
不要なものを体外に排出する力が弱くなってしまいます。
毒素を溜め込んだ体は
本来の働きが出来ず、
アレルギーを発症しやくなります。
体内の熱を生産するのは筋肉です。
体温が35℃台~36代前半の人は、
花粉症やその他のアレルギーを発症しやすくなります。
筋肉量が落ちれば体温が下がり、
免疫機能を含めて、
身体の様々な機能が低下します。
ヨガを始めて、
あんなにひどかった私の花粉症は消えました。
運動が嫌いな私が、
ヨガを続けられるのは、
エクササイズとは違うからです。
「私のヨガのやり方は」ですけれども。
「ヨガという名のエクササイズ」もたくさんありますから。
花粉症だった生徒さんも、
「あれ?今年は花粉症が出てない」
と言います。
呼吸が深まったり、筋肉量がアップして、
35度台だった体温⇒36℃台後半になって、
免疫機能がアップ。
全身のストレッチで、
柔軟性のある筋肉になったことで、
内臓を含めた全身の血行が良くなり、
消化力・排泄力がアップして体内がきれいに。
そんなヨガを行っています。
「なんだ〜〜今すぐ治せるとかじゃないのね〜」
と思われた方。
人間の体は急には変われないのです。
アレルギーにイキナリなるわけでもないですし、
身体の柔軟性がイキナリなくなることも、
筋肉量が一気に落ちることもありません。
同じように、
柔軟性や筋肉量もすぐにはアップしません。
でも柔軟性や筋肉が落ちるのは気づかないうちですが、
アップさせる過程を楽しむことはできます。
自分を変えていく過程を実感するのは、
自分に良いことをしている気がして気分が良く、
また自信につながります。
すでに出ている症状は今すぐ消せませんが、
でも症状を軽くすることはできるかもしれません。
そして来年の春には、
花粉症じゃなくなっているかもしれません。
とにかく、
もう花粉症なんてやめたい!
私は薬じゃなく、体質改善して花粉症を治したい!
という方。
呼吸をゆったり行いながら、
全身を伸ばしたり、ひねったり、縮めたりしながら、
気持ち良さを感じることから始めてみてはいかかでしょう。
身体は必ず応えてくれます。
おまけ・運動嫌いな私がどうしてヨガを始めたのか
花粉症だったからじゃありません。
ヨガに興味なんてありませんでした。
だって運動だと思っていましたから(笑)。
はじめてヨガをしたのは、
「呼吸が体や心にどれだけ影響するのか」
という研究発表に驚いて、
心身への呼吸お影響について論文を書いていたときでした。
ヨガをしてみたかった友人に
「論文の役に立つんじゃないか」
と誘われたのがキッカケでした。
その時はヨガの効果もなにもわからず、
いくつかのスタジオに数回ずつ行ってやめてしまいました。
幸い解剖学の知識や、
ダンスの経験があったり、
体を動かす感覚は良かったので、
文献を読みながら実践を始めたんです。
1日約15分のヨガで、
1週間で体に変化がありました。
「そんなはずはない。もしヨガがいいとしても効果が出るのが早すぎる」
と最初は信じられませんでした。
2週間目。
体が疲れない。
他に理由が思いつかない。
あんなに疲れやすかったのに・・・。
ヨガってすごい!(◎_◎ )
がずっと続いて10年を超えました。
駅まで5分の距離を小走りでも走り切れなかったのが、
15分くらい小走りで止まらずに走っている自分に気づいてビックリ。
あんなに動くのが面倒で腰が重かったのに、
フットワークよく行動力がアップしている自分にビックリ。
こんな変化にときどき気づくことがあって、
自分のことですが色々楽しいです。
花粉症が消えたのもこんな変化の1つでした。
あんなに!ひどかったのに!!
はじめて
「花粉症の症状が軽い?」
と思った年は、
マスクを忘れると
「ちょっと鼻がムズムズするかな」
くらいでした。
その後2~3年くらいは
「今年はどうかな」「大丈夫かな」
ちょっとビクビクしましたけど、
大丈夫でした!ヾ(*´▽`*)ノ
もう今ではマスクもいらない!
でもするけど!(こわいから笑)
まとめ
花粉症になる理由、
花粉症が消える理由を書きました。
花粉症でなくなると、
春の生活の質がグンとアップします。
私たちは植物とは違って、
身体を動かさないと機能が低下する動物です。
口にするものも大事ですが、
花粉症が出ない身体になるには、
- 体温を上げる
- 自律神経を乱さない
そのために体を動かすことが大切です。
ご自分で呼吸をゆったり行いながら、
全身を伸ばしたり、ひねったり、縮めたりしながら、
気持ち良さを感じる。
これだけでもヨガなのです。
花粉症対策として以外にも、
健康や美容に良い効果を感じられるはずです。
ヨガという形にこだわらず、
今から始めてみてはいかがでしょうか。